AUTHOR : yasakado DATE POSTED : 1867年3月2日 CATEGORIES : 誰かの手記 Spring has come to the 湯多村 白い目をした浮世から逃れ 安濃くんだりまで落ちのびて半年 山里の生活は一向に慣れず 死を意識してか、儚い虫に抵抗を感じ 硫黄泉の湯煙は目に沁みるばかりで 未だEXITの神々しい光は見えないが 屋根裏部屋の小窓から春が香ってきた 麻痺したはずの神経が心なしか ほぐれた気がして我知らず 落涙の床に家族の名を刻んでいた Sharon Lisa